相続専門 税理士仁科忠二郎

相続相談・相続セミナー・相続税申告、大田区・蒲田・東京での相続のことなら一般社団法人日本相続アドバイザーズ協会

〒144-0053
東京都大田区蒲田本町2-4-2
アクシード蒲田本町5F

営業時間:土日曜祝日を除く9~18時

相続開始前3年以内贈与の加算

相続開始3年以内贈与の加算と税額控除

相続などにより財産を取得した人が、被相続人からその相続開始前3年以内(死亡の日からさかのぼって3年前の日から死亡の日までの間)に贈与を受けた財産がある場合は、その人の相続税の課税価格に贈与を受けた財産の贈与の時の価額を加算します。

 

また、その加算された贈与財産の価額に対応する贈与税の額は、加算された人の相続税の計算上控除されることになります。

加算される贈与財産の範囲と控除

・加算する贈与財産の範囲

被相続人から生前に贈与された財産のうち相続開始前3年以内に贈与されたものです。3年以内であれば贈与税がかかっていたかどうかに関係なく加算します。
したがって、基礎控除額110万円以下の贈与財産や死亡した年に贈与されている財産の価額も加算することになります。

・加算しない贈与財産の範囲

被相続人から生前に贈与された財産であっても、次の財産については加算する必要はありません。

  1. 贈与税の配偶者控除の特例を受けている又は、受けようとする財産のうち、その配偶者控除額に相当する金額
  2. 直系尊属から贈与を受けた住宅取得等資金のうち、非課税の適用を受けた金額
  3. 直系尊属から一括贈与を受けた教育資金のうち、非課税の適用を受けた金額

・控除する贈与税額

控除する贈与税額は、相続税の課税価格に加算された贈与財産に係る贈与税の税額です。ただし、加算税、延滞税、利子税の額は含まれません。

具体例

  • 平成26年3月5日贈与財産1,000万円をもらい、約230万円の贈与税を支払った。
  • 平成27年10月9日に被相続人が亡くなったため相続財産1億円を受け取った。

「相続財産1億円」と被相続人が亡くなる3年以内の「贈与財産1,000万円」を合わせた財産に対する「相続税額は約800万円」だったが、すでに230万円の贈与税を納めていたので今回納付すべき相続税は「800万円-230万円=570万円」になった。

3年以内の贈与財産

    • 3年以内の贈与財産1,000万円 ⇒ 贈与税230万円

 

  • 相続財産1億円 ⇒ 相続税800万円
納付すべき相続税 : 800万円-230万円= 570万円
icon_f icon_t